俳句の練習16日目

雪が降ってます。寒い!そして、静かです。

雪が降り出す前から、今日は静かに感じました。それで、寒さにも静かな寒さと、喧しい寒さがあるなぁなんて思ったりしました。

季語でもある「凍つ(いつ)」とか「冴ゆ(さゆ)」などは、まさに静かな寒さという感じがします。喧しいのは「北風」とか「凩(こがらし)」なんかかなぁ。

同じ強い風なら、今は「春一番」が恋しいですね。

 

レッスン16日目。今日も話題は「切れ」。「切れ」を生む方法について学びます。

切れを生むには、

  • 切れ字を使う
  • 名詞止め
  • 動詞や形容詞の終止形

などの方法があるそうです。

切れの方法を使って、一句の中のどこかに切れが生まれるように詠むと、一句の奥行がグッと広くなります。

『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』神野紗希著より

「や」「かな」「けり」などの切れ字、なんかカッコイイ。ここぞという際にぜひ使ってみたいものです。

 

こちらはテキストに載っていた句。

雪の日のポストが好きや見てをりぬ 国弘賢治      同上、書籍より

「や」の切れ字が使われていますね。

街に雪この純白のいづこより 橋本榮治 

『今はじめる人のための俳句歳時記』角川書店編より

これが名詞止めかなと選んでみました。雪の日に電車に乗ると、街中が白く見えて好きです。

粉雪の散り来る疾し草の原 長谷川かな女 

こちらはネットから探してきました。「疾し(はやし)」のところで意味の切れめができているので、形容詞の終止形で「切れ」が生まれていると言えるかなと思います。

 

「雪」と「切れ」の技法に注目して句をたくさん読みましたが、このような鑑賞の仕方もなかなかいいなと感じました。「切れ」を知る勉強にもなったように思います。