2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

源氏物語 第2帖「箒木」

二日目は、第2帖「箒木(ははきぎ)」。 光源氏は17才。 有名な雨夜の品定め(光源氏や頭中将ら男性陣による恋愛談義)があって、 その後、光源氏は紀伊守(きのかみ)の父親の若い後妻である空蝉と関係を結びます。 雨夜の品定めって、こんなに序盤にあった…

源氏物語メモ①

さっそく『源氏物語』のメモをしていこうと思います。 一日目は、第1帖「桐壺」。 内容に入る前に、参考書・副読本といいますか、いつか通読する時のためにとだいぶ前に買ってあった本、佐藤晃子著『源氏物語解剖図鑑』をご紹介しておきます。 だいたい1帖ご…

源氏物語を聴く

実は最近、Audibleで源氏物語を聴いています。 確か今、大河ドラマでやってますよね。あれは、源氏物語っていうよりは紫式部の話なのかな。でもとにかく、あまのじゃくな性格なので、なんか今源氏って……とか、つまらないことを考えて書かずにいたのですが、…

すべり台の句

最近、子供がすべり台にハマっているので、すべり台の句を探してみました。 花の風額に受けつすべり台 高澤良一 季語「花の風」を調べると、「桜の花を吹きゆらす風」となっていました。 今日は晴れましたが風が強くだいぶ寒かったですが、桜の頃の風となる…

茂吉忌、忌日季語のこと

今日は冷たい雨が降っていて、とても寒いです。 でも、個人的には寒い以上に、とても眠い。春だから、でしょうかね。 春眠のつゞきの如き一日かな 高木晴子 (一日の読みはひとひ) 『今はじめる人のための俳句歳時記』角川書店編より 『俳句の練習帳』は終…

俳句の練習30日目

さて、いよいよテキストは最終日、30日目です。 最後のレッスンは「俳人とは何か」。 さまざまな「人に非ず」の方向性がありますが、多数派にくみしないこと、常識を疑ってみること、そうした姿勢をあえてとることが基本です。そうした姿勢から生み出された…

俳句の練習29日目

いつの間にやら29日目になりました。残すところ、あと2日! すでにちょっと寂しい気がしますが。今日もレッスンを始めたいと思います。 29日目は、「表記の使い分け」についてです。 俳句は短いので、字面がぱっと目にとびこんできます。ですから、読むとい…

俳句の練習28日目

28日目のレッスンは「繰り返し」の技法について。 俳句は韻文なので、しらべが大切です。単語やセンテンスを繰り返す技法は、しらべのよさを生んで、俳句の言葉をいきいきとさせてくれます。 『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』神野紗希著より…

俳句の練習27日目

レッスン27日目は、「オノマトペ」の使い方です。 オノマトペとは、トントン、ワンワンのように音や声をまねた言葉(擬音語)や、だらだら、よろよろなどの様子や動きを表す言葉(擬態語)のことです。 『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』神野…

俳句の練習26日目

今日は変なお天気。晴れてきた!と思っていたら、ちょっと暑すぎるくらいに気温が上がり、明日からはまた寒いみたいですね。。。雨が続きそうだし。。。 さて、俳句のレッスン26日目は「比喩」です。 比喩とは、あるもの(A)を表現するのに、別のもの(B)…

俳句の練習25日目

レッスン25日目は、「省略」についてです。 ここでは主に、動詞と主語の省略について学びます。 水音と虫の音と我が心音と 西村和子 「聞く・聞こえる」が省略されています。 動詞を使わないことで、動詞の主語としての「音を聞いている私」が句の奥へとしり…

俳句の練習 番外編 基本に帰る

昨日、俳句に関して、ひどい勘違いをしていたことが発覚しました! その勘違いとは、基本も基本。テキスト(『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』神野紗希著)では、1日目のレッスン内容でした。。。 レッスン1日目では、「俳句は十七音の文芸」…

ハクセキレイ

散歩が趣味なので、道で見かける植物や鳥の名前を覚えたいなぁと常々思っています。 が、見て、調べて、も、時間が経つと忘れてしまう。 そこで、それもここに記録を残そうと思い立ちました。 もう1週間くらい前なのですが、コンビニの駐車場で一羽の鳥を見…

俳句の練習24日目

24日目は、二つ目の取り合わせの型を学びます。 学ぶのは、「十二音+五音の季語」という型。 ドライブの帰りは無言つくつくし 神野紗希 『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』神野紗希著より 「つくつくし」が秋の季語です。ことばの響きが可愛…

俳句の練習23日目

ちょっとお久しぶりの俳句。 23日目のレッスンは、取り合わせの型について。 取り合わせには、いくつかの王道の型(パターン)があります。ここではそのうち、一番スタンダードな型を覚えましょう。上五に五音の季語(もしくは四音の季語に「や」をつける)…

クッキーづくり

今日はバレンタインデーなので、子供と一緒にクッキーを作りました。 手作りクッキー まだ幼いのでチョコはあまりたくさん食べさせたくないし、一緒に作りやすい方がいいし、ということでクッキーにしましたが、ココアパウダーを入れたチョコクッキーも作り…

江戸川乱歩メモ②

昨日の続きです。 Audibleで聴いた江戸川乱歩作品のメモ。 昨日発表順に書くと言ったものの、1925年の作品が2作も抜けていました。 『百面相役者』(1925年7月) ある時、僕は、先輩に連れられて「百面相役者」が登場する、驚くべき舞台を観た。 『屋根裏の…

江戸川乱歩メモ①

今日はAudibleのメモ。 最近、江戸川乱歩を集中的に10作ほど聴いたので、それをメモしておきます。 江戸川乱歩。存在は知っていたのすが、『人間椅子』を映像作品で見たことがあるだけで読んだことはなく、文学作品として触れたのは今回が初めてでした。 ど…

俳句の練習22日目

22日目は、切れを効果的に使うレッスン。 今日は晴れトマトおいしいとか言って 越智友亮 切れは上五と中七の間にあるのですが、季語「トマト」は五音でなく十二音のほうに含まれます。 『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』神野紗希著より テキ…

俳句の練習21日目

21日目のレッスンは、「取り合わせ」と「切れ」について。 取り合わせは、一句に二つのものを並べる技法でしたが、この二物の間にある空間が、「切れ」の空間でもあるのです。 『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』神野紗希著より テキストには…

俳句の練習20日目

20日目は、切れ字「けり」について。 「けり」は、主に一句の最後に置きますが、ときには中七(下五の前)に置かれることもあります。基本的に、用言(=動詞などの活用する語)に接続し、過去を回想したり、詠嘆の意を表したりします。 『30日のドリル式 初…

俳句の練習19日目

今日は、切れ字「かな」について。 「かな」は非常に強い詠嘆を表す切れ字です。 くれなゐの色をみてゐる寒さかな 細見綾子 『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』神野紗希著より 「かな」を使うときは、最後の「かな」まで切れを作らない。途中…

俳句の練習18日目

レッスン18日目は、切れ字、「や」・「かな」・「けり」について学びます。 「や」・・・主に上五か中七で句の途中の切れを作る。 図書室の脚立やバレンタインデー 神野紗希 『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』神野紗希著より 「かな」・・・…

俳句の練習17日目

今日も話題は「切れ」。 紹介されているのは、文章の語順を変える倒置法という技法です。 さくら咲く氷のひかり引き継ぎて 大木あまり 『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』神野紗希著より 句中に切れを作る=意味を切断する、そのことにより謎…

俳句の練習16日目

雪が降ってます。寒い!そして、静かです。 雪が降り出す前から、今日は静かに感じました。それで、寒さにも静かな寒さと、喧しい寒さがあるなぁなんて思ったりしました。 季語でもある「凍つ(いつ)」とか「冴ゆ(さゆ)」などは、まさに静かな寒さという感じ…

俳句の練習15日目

俳句の練習15日目。 私がいま使っているテキスト、神野紗希さんの『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』は、30日のドリルですので、今日で折り返しに来ました。 折り返しにふさわしく、15日目のレッスンは「切れ」についてです。 「切れ」は、「…

俳句の練習14日目

寒い、寒い。明日の日曜は立春だというのに月曜には雪の予報が出ています。 早く暖かくなってほしいなと思う一方で、暦の上では明日から「春」なんて、冬が去ってしまうのが寂しいような気もするので、テキストに載っていた冬の句を。 しんしんと寒さがたの…

俳句の練習13日目

レッスン13日目は、遠近法を使う。 風景を詠む場合は、遠景と近景、大きいものと小さいものをうまく組み合わせてみましょう。 『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』神野紗希著より テキストに載っていた句に猫が。 春の虹消えて木椅子に猫ねむる…

俳句の練習12日目

12日目のレッスンは、「具体的な言葉で瞬間を描写しよう」という内容です。 今日は本当に時間がない!ので、正岡子規の俳句でも鑑賞して終わろうと思って調べていたのですが、そのとき唐突に、散歩中にたくさんの雀を見たことを思い出しました。 雀って、色…