レッスン18日目は、切れ字、「や」・「かな」・「けり」について学びます。
「や」・・・主に上五か中七で句の途中の切れを作る。
図書室の脚立やバレンタインデー 神野紗希
『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』神野紗希著より
「かな」・・・主に句の最後に置き、基本的に名詞に接続する。
鞦韆に腰かけて読む手紙かな 星野立子
『今はじめる人のための俳句歳時記』角川書店編より
鞦韆(しゅうせん)とは、ブランコのこと。
「けり」・・・句の最後や中七に置かれる。動詞など用言に接続する。
流れつつ色を変へけり石鹸玉 松本たかし 同上、歳時記より
石鹸玉=シャボン玉。
せっかくなので春の季語でそれぞれ選んでみました。歳時記をぺらぺらめくり、ブランコやシャボン玉が春の季語であることを知りました。歳時記を眺めるのも楽しいなぁと思います。
風船も春の季語。花粉症も! 季語なんですね。
今日はキレイに晴れて、午前中に出掛けてきました。
雪晴やここにもあるよ子が跳ねる
解け残った雪を「ここにもあるよ、ここにもあるよ」と言いながら歩く子供の姿を記録するために句を詠んでみました。もっと練らないとダメでしょうが、こんな記録もいいなと思いました。俳句は写真撮影のように一瞬を切り取るのだなんて言いますが、まさに。句にすることで、写真よりも色濃く記憶に残りそうな気がします。今日もまた、ひとつ俳句の楽しさを知りました。