源氏物語メモ①

さっそく『源氏物語』のメモをしていこうと思います。

一日目は、第1帖「桐壺」。

内容に入る前に、参考書・副読本といいますか、いつか通読する時のためにとだいぶ前に買ってあった本、佐藤晃子著『源氏物語解剖図鑑』をご紹介しておきます。

だいたい1帖ごと、聴く前と聴き終わった後には必ず目を通しています。かなり分かりやすい現代語訳をドラマ仕立てで聴いているとはいえ、時々わからなくなるので、解説書が手元にあってだいぶ助かります。

 

やっぱり『源氏物語』=主人公・光源氏の恋愛遍歴という感じがしますので、

(しかし、上記書籍を見て学びましたが、41帖「幻」で光源氏の物語は終わり、42帖「匂宮」からラスト54帖「夢浮橋」までは光源氏の息子・薫が主人公なんですね。)

光源氏の出生前から12才・元服までが描かれる、第1帖「桐壺」はちょっと影が薄いというか“序章”的な印象。

とはいえ、元服(成人)して、結婚してますので、さっそく重要人物が登場です。

光源氏の正妻・・・葵の上左大臣の娘)。

また、光源氏は桐壺帝という帝の子ですが、母親の桐壺更衣が身分が低かったことなど、諸事情あって、天皇直系の親王ではなく臣下の位になり源姓が与えられました。

母・桐壺更衣は身分が低いのに帝に愛されてしまい、周囲から嫉妬され嫌がらせを受け(廊下に汚物まかれたりしてます。。。)、心労がたたり若くして亡くなってしまう。

光源氏は3才で母を亡くします。幼くして母を亡くしたことは、光源氏の人生にかなり影響を及ぼしているような気がします。

この後、桐壺帝は、桐壺更衣に生き写しの藤壺を妃にして、光源氏は、この藤壺にすごい執着をするわけですが(最近、ちょうど10帖「賢木」を聴いていましたが、光源氏藤壺の執着心がひどすぎて思わず怒ってしまいました笑。)、幼くして失った母への思慕なのだと思えば、少しは理解できるかなとも。

もう一人重要人物、 藤壺(先帝の娘=位が高い) もさっそく登場してますね。

第1帖「桐壺」のまとめはこの辺で。