俳句の練習23日目

ちょっとお久しぶりの俳句。

23日目のレッスンは、取り合わせの型について。

取り合わせには、いくつかの王道の型(パターン)があります。ここではそのうち、一番スタンダードな型を覚えましょう。上五に五音の季語(もしくは四音の季語に「や」をつける)を置いて、残りの十二音で別のことを述べる、という型です。

 

春風や闘志いだきて丘に立つ 高浜虚子

 

『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』神野紗希著より

例に挙げられていた、虚子の句。同じテキストに以前にも出てきたのですが、力強い感じがしてとても好きです。春はやわらかい風も吹くはずなのに、季節柄でしょうか、強風が思い浮かびます。ちょうど今日はひどく強い風が吹いていました。(ニュースを確認したら、やはり今日、「関東で春一番が吹いた」と発表されたようですね。)

 

テキストではさらに、

“  上五を「や」で切って下五を名詞で止める形、「季語+十二音」の黄金パターン ”

も紹介されていました。

元日や日のあたりをる浅間山 臼田亞浪     同上、書籍より

 

ドリルも、この、上五を「季語+や」で切って、下五を名詞で止める型で、一句作ってみようという内容なのですが、そこに書いてある自分の過去作が面白かった笑。

春陰やいつまでもつかレンタル屋

たぶん、夫と「またツタヤがつぶれちゃったね」などと話した後だったのだろうと思います。最近は幼い子を育てているので映画を全く観ていないのですが、以前は映画鑑賞を日課にしていまして年間300本観ていた時期もあります。サブスクでは見つからないような古い作品などが観たくて、レンタルショップにはずいぶん通いました。VHSでしか観られない作品もあるので、いまだにビデオデッキが捨てられず。。。レンタル屋さん、通うの大変だけど、消えてしまうのは寂しいです。しかし、いつまでもつかレンタル屋、ですね。。。