いつの間にやら29日目になりました。残すところ、あと2日! すでにちょっと寂しい気がしますが。今日もレッスンを始めたいと思います。
29日目は、「表記の使い分け」についてです。
俳句は短いので、字面がぱっと目にとびこんできます。ですから、読むというよりも、目で見た感じが、俳句の受け取り方に大きく影響するのです。
『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』神野紗希著より
同じ句でも、漢字で書くのかひらがなやカタカナを選ぶのかで句の印象が変わるので、表記にも気を配りましょうという内容です。
以前に、カタカナの言葉が入っている俳句につい惹かれてしまうと書きましたが、
一句にカタカナの占める割合が多くなると、句が軽い印象になります。(同上、書籍より)
自分で詠むときは外来語以外はむやみにカタカナ表記にしないように気をつけないと。
ドリルは、カタカナの季語を使う作句。
カタカナの季語といえば、「バナナ」も季語なんですよね。
バナナ剥く夏の月夜に皮すてぬ 芥川龍之介
芥川龍之介もバナナを食べていたのか! と、文豪が急に身近な存在になった気がしました笑。でも、この頃ってバナナは高級品なのかな?
最近、中が黒くてぶよぶよのバナナの房(4〜5本ついているのが全部ぶよぶよ)を立て続けに2度も買ってしまいました。一度は慌てて選んで失敗。二度目はネットで購入した物。今度こそ失敗しないぞ、と、このエピソードで一句と思いましたが、すぐに作るのが難しいので、ノートにメモしておきます。
テキストには過去の自分の句が書いてありました。
パンジーも聞き耳立てる恋話
最初これを見て、? と思ったのですが、ふいに、散歩中に中学生くらいの女の子たちが熱心に恋バナをしているところを見た記憶が蘇りました。本当に何でもない日常の風景を記録できるのは、俳句の良さの一つだなぁと改めて感じました。